6月の活動状況
令和元年(2019)








幹部会 防犯功労感謝状受賞 消火器・消火栓・防犯灯点検
古着回収 向島防火・防災協会総会 防災行政無線の定期点検
墨田区合同水防訓練 向島交通安全協会総会 向島防火・防災協会女性総会
リサイクル活動は(平成21年4月より)第2・第4木曜日
防犯パトロールは(平成23年4月より)第1・第3水曜日に実施
みまもり活動は(平成24年4月より)月1回火曜日に実施









◎梅干し
 梅は、「花よし、香りよし、果実よし」と三拍子揃った花木。早春にいち早く花開き、馥郁(ふくい
く)とした香りを放ち、昔から人々に愛でられてきました。そして、梅の実も様々に加工され、盛ん
に利用されてきました。「梅干し」はその代表的な利用といえます。

■梅干しの起源
 梅は中国が原産といわれています。中国の古書「斉民要術」には「鳥梅(うばい=中国語では
ウメイ)」、「白梅(=梅干し)」、「蜜梅(=蜜漬けの梅)」などの梅の実の加工法が記されており、
日本には奈良時代の遣唐使により、漢方薬として「烏梅」が伝来しました。「鳥梅」は、未熟な梅
の実を燻製にしたもので、色は真っ黒。鎮痛、解毒、健胃、整腸などの薬として重宝されました。
 梅の語源は、この「鳥梅」から「ウメ」と呼ばれるようになったという説の他、「熟む実」から「ウ
メ」となったなど諸説あるようです。

 日本に現存する最古の医学書である平安中期の「医心方(いしんぼう)」で、「梅干し」の効用
が取り上げられています。鎌倉時代以降、実の多くは梅干しとして食用にされ、戦国時代は薬効
のある携帯食としても重宝したようです。江戸時代には、庶民の食卓にも登場するようになり、大
晦日や正月、節分には、梅干しにお茶を注いだ「福茶」として、正月には当時のおせち料理であ
る「喰積(くいつみ)」にも祝儀ものとして用いられました。

■梅の効用
 昔から「梅は三毒を断ち、その日の難を逃れる」といい、朝夕に梅干しを1個食べれば健康を保
てるといわれてきました。「梅干し」と聞いただけで口の中に唾液が溜まってきますね。梅干しは
唾液の分泌を促し、食欲を増進させてくれます。

 梅の酸っぱさの素は豊富に含まれるクエン酸。このクエン酸には疲労回復やカルシウムの吸
収を助ける働きもあります。
 また、おにぎりやお弁当に、抗菌作用のある梅干しを入れると傷みにくくなります。

 さらに、梅干しを加熱すると、「ムメフラール」という成分が発生し、これが、血液をサラサラにし
て、からだを活性化するといわれています。
 この他、新たな研究結果として、ピロリ菌を抑制する成分や、血糖値の上昇を抑える成分が含
まれていることもわかってきたそうです。

■梅干し(白梅干し)の作り方
 わが家の梅干し作りに挑戦してみませんか?少量から挑戦できる袋漬けの方法をご紹介しま
す。

 【材料】(氷砂糖を使う減塩タイプの梅干しです)
 黄梅(完熟したもの)・・・1㎏。氷砂糖・・・100g。塩・・・130g。焼酎(アルコール度数35度以
上のもの)・・・1/4カップ。

 【準備するもの】
 チャック付き袋(大)、重石(1~1.5㎏)竹串、盆ザル、保存瓶。

 【作り方】
 ①梅を流水で洗い、ザルにあげて水気をきる。
 ②へた(なり口)を竹串で取り、水気をしっかり拭き取る。
 ③ボウルに梅、焼酎、塩、氷砂糖(半量)を入れて、全体にからめる。
 ④チャック付き袋に移し、平にして空気を抜き、口を閉じて重石をして冷暗所に置く。
 ⑤2~3日で白梅酢が出てくるので、残りの氷砂糖を加える。
 ⑥白梅酢が梅にかぶるぐらい上がったら、重石を半分にして7月下旬から8月上旬くらいまで
 保存する。
 ⑦土用(7月下旬~8月上旬)の頃、晴天が続くときを選んで、梅を盆ザルに並べ、3日間干
 す。
 ※3日間で3~4回梅を返して全体を干すようにする。日中は日に当て、夜は家の中へしまう。
 3日目は、夜も外に出して夜露に当てる。
 ⑧干し上がった梅は保存瓶に移し、保存する。

 ※道具はよく洗って熱湯消毒し、乾かしてから使います。
 ※白梅酢は、赤梅干しにするときに使います。また、調味料としても使えるので、捨てないで
 保存しましょう。

■【赤梅干しにする場合】
 保存瓶に、もみしそ(200g程度)と白梅干しを交互に入れ、白梅酢をひたひたになるまで注ぎ
 、2週間ほど置くと赤梅干しができます。