12月の活動状況
令和2年(2020)

















◎義士祭:義士祭(ぎしさい・ぎしまつり)
 赤穂浪士にちなんで各地で行われている祭り。赤穂事件が発生した12月14日 (旧暦)に合わせて12月14日前後に行
 われる事が多い。

 ※赤穂義士祭-兵庫県赤穂市で行われている祭り。
 ※古市義士祭-兵庫県丹波篠山市で行われている祭り。
 ※北海道義士祭-北海道砂川市の北泉岳寺周辺で行われている祭り。
 ※義士祭 (東京都港区)-東京都港区の泉岳寺や本所松坂町公園(旧吉良邸)周辺で行われている祭り。
 ※山科義士まつり-京都府の山科で行われている祭り。
 ※大阪義士祭-大阪府天王寺区の吉祥寺周辺で行われている祭り。
 ※三次義士祭-広島県三次市で行われている祭り。
 ※義士祭 (新潟県新発田市)-堀部武庸の生誕地である新潟県新発田市で行われている祭り。

●赤穂義士祭(あこうぎしさい)は、兵庫県赤穂市で毎年赤穂義士たちが討ち入りを果たした12月14日に行われる祭り
 である。明治36年(1903)から行われており、100回を超える赤穂市最大のイベントとして盛大に行われる。

●概要
 最大の目玉である忠臣蔵パレードは、市内小学生による金管バンドパレードを皮切りに、東映剣会による「殺陣」、色艶
 やかなお姫様衣装を身にまとった赤穂義士娘による「義士娘人力道中」、当時の赤穂藩主の参勤交代を偲ばせる「大
 名行列」、歌舞伎や文楽、講談などに登場する忠臣蔵ゆかりの人物などに扮してパレードコースを練り歩く「義士伝行列
 」、殿中刃傷の場や討ち入りの場など忠臣蔵の7つの名場面をそれぞれの車上で演じる「山車」、そして意気揚々と芝高
 輪泉岳寺へと向かう四十七義士に扮した「義士行列」へと続き、沿道を埋めつくした数万人の観客を元禄絵巻さながらの
 世界へと誘う。
 このほか、義士が眠る花岳寺の追慕法要、義士を祀る大石神社の祭典、近隣の市町村や義士親善友好都市により行
 なわれる「忠臣蔵交流物産市」などが催される。 また、12月14日の赤穂義士祭までの1週間を、「忠臣蔵ウイーク」とし、
 期間中は、市内各所で連日多彩なイベントが行なわれる。

▲内容
 ※開催場所-息継ぎ広場、お城通り周辺
 ※主 -赤穂義士祭奉賛会
 ★忠臣蔵ウイーク
 毎年、義士祭までの1週間を忠臣蔵ウイークとし、“ALL AKO~播州赤穂のすべてをすべての播州赤穂で~”をテーマ
 に、100近い団体や店舗のウィーク期間限定企画と、数々の多彩な催しが連日市内各所で行われる。直近に実施され
 たイベントは「忠臣蔵ウイーク2019」。
 ★義士追慕の前夜祭
 大石神社周辺や花岳寺門前の御成道では、義士行灯・竹灯篭などのろうそくやイルミネーションでライトアップされた中
 を提灯行列などが行われる。また、イベント各所では恒例となった、かす汁、とん汁、ニラ雑炊や討ち入りそば、茶席な
 どの温かいおもてなしがある。
 ★赤穂義士祭(12月14日)第116回赤穂義士祭 赤穂市HP
 ★第116回赤穂義士祭-令和元年(2019)は、12月14日(土)開催。2019年で116回目を迎える赤穂義士祭では、
 2年連続で、俳優高橋英樹氏が義士行列の大石内蔵助役で出演した。パレードの司会進行アナウンスは赤穂観光大
 使でもあるもりいくすお氏が昨年に引き続き務め、アシスタントに歴史アイドルの小日向えりさんが花を添えた。

 ★忠臣蔵交流物産市
 赤穂城跡三の丸/武家屋敷公園において、全国の忠臣蔵サミット参加加盟都市と赤穂市とゆかりの深い関係市町が
 多数出展する。特設ステージでは参加各地の郷土芸能や催しの他、ゆるキャラなどが参加して観光PRや物産の販売、
 ご当地グルメのおもてなしなどで賑わう。
 ※特別招待・演出
 ※平成13年(2001年)第98回赤穂義士祭:薬師丸ひろ子スターパレード。前夜祭義士追慕の470発の花火打ち上
   げ。
 ※平成14年(2002年)第99回赤穂義士祭:津川雅彦スターパレード。討ち入り300周年記念 大手門に人工雪演出
   。佐々淳行講演会開催。
 ※平成15年(2003年)第100回赤穂義士祭:義士祭100回を記念して、赤穂市の姉妹都市であるロッキングハム
   市(オーストラリア)からバグパイプバンドがパレードに特別参加。
 ※平成16年(2004年)第101回赤穂義士祭:かたせ梨乃スターパレード。東映剣会による殺陣が始まり寺島進らが
   出演。パレードコースが、改修されたお城通りを直進するルートに変更。義士行列に市外公募で初の外国人義士
   が参加。
 ※平成17年(2005年)第102回赤穂義士祭:荻野目慶子スターパレード。
 ※平成18年(2006年)第103回赤穂義士祭:宇崎竜童スターパレード。剣会殺陣で、斬られ役名俳優福本清三出演
   。イルミネーションによる光の天守閣(二層)が初登場。
 ※平成19年(2007年)第104回赤穂義士祭:藤田まことスターパレード。義士行列の堀部安兵衛役で中西清起が参
   加。
 ※平成20年(2008年)第105回赤穂義士祭:義士行列の冨森助右衛門役で義士友好親善都市の加西市から中川
   暢三市長(当時)が参加。20数年ぶりにかつら、ドーランを復活。
 ※平成21年(2009年)第106回赤穂義士祭:義士行列において、矢田五郎右衛門助武役でパク・ジュニョン(赤穂観
   光大使)、大高源五忠雄役で仲田幸司が参加。この年より浜村淳(赤穂観光大使)による、忠臣蔵パレードの総合司
   会が始まる。
 ※平成22年(2010年)第107回赤穂義士祭:富司純子スターパレード。剣会の殺陣で、大衆演劇「都劇団」座長都若
   丸(赤穂観光大使)初参加。
 ※平成24年(2012年)第109回赤穂義士祭:彦根鉄砲隊ひこにゃん特別参加。忠臣蔵ウィークが初めて開催される。
   森村誠一講演会開催。
 ※平成25年(2013年)第110回赤穂義士祭:松平健が義士行列に大石内蔵助役で参加。赤穂義士祭110回記念。
   息継ぎ井戸横に観覧席が設置されたのに伴い、本部席も移動。
 ※平成26年(2014年)第111回赤穂義士祭:松平健が義士行列に大石内蔵助役で2年連続参加。赤穂城の光の演
   出にプロジェクションマッピング『赤穂絢爛ノスタルジア』上映。
 ※平成27年(2015年)第112回赤穂義士祭:西郷輝彦が義士行列の大石内蔵助役で参加。光の天守閣10周年記
   念特別企画として、音と光と映像のコラボレーション『忠臣蔵 Ukiyoe』開催。愛知県西尾市より三州吉良太鼓パレ
   ード初参加。大石神社拝殿前にて、京都山科こども歌舞伎奉納演技。
 ※平成28年(2016年)第113回赤穂義士祭:義士行列の大石内蔵助役に、歌舞伎役者で俳優の二代目中村梅雀
   参加。義士外伝行列が4年振りに復活。赤穂城跡本丸と二之丸庭園にて「幻燈庭園」を開催。
 ※平成29年(2017年)第114回赤穂義士祭:中村梅雀、義士行列の大石内蔵助役で2年連続参加。
 ※平成30年(2018年)第115回赤穂義士祭:義士行列の大石内蔵助役で俳優の高橋英樹が初参加。赤穂市の姉
   妹都市ロッキングハム市(オーストラリア)の訪問団がパレードに特別参加。
 ※令和元年(2019年)第116回赤穂義士祭:義士行列の大石内蔵助役には、同じく高橋英樹が昨年に引き続き出
   演した。赤穂民報:義士行列の内蔵助役 昨年に続き高橋英樹さん。
 ※令和2年 (2020年)第117回赤穂義士祭:新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない状況が続くためパレー
   ド、会場行事を中止。義士追慕の祭典及び法要については実施。

●義士祭 (東京都港区)
 赤穂義士祭(あこうぎしさい、単に義士祭とも)は東京都港区にある泉岳寺で執り行われる供養行事である。毎年、赤
 穂浪士の討ち入りの日である12月14日に合わせて開催される。また春(4月初旬)にも行われている。泉岳寺義士
 祭 (せんがくじぎしさい)ともいう。

●祭りの内容
 泉岳寺には赤穂浪士と浅野長矩夫妻の墓があり、義士祭では墓前で読経供養がなされ、多くの一般参詣者が焼香に
 訪れる。献茶式も行われる。当日の泉岳寺駅から寺までの道はかなり混雑するという。そのほか、上野公園の五条天
 神では赤穂浪士の遺品の展示会が開かれ、「討ち入り射会」という弓道の競技会も催される。祭りの主催者は両国町
 連合会である[7]。また、義士行列というパレードも行われている(後述)。

 東京で行われるため、全体として吉良義央に対しても好意的なことが特徴である。義士祭と同時に「吉良祭」・「元禄市
 」という祭りも開かれ、吉良義央に対する供養がなされている。

▲義士行列
 泉岳寺の義士祭では、討ち入り装束を着た人々が吉良上野介邸跡地から泉岳寺まで行進するパレードが行われ、こ
 れを「義士行列」と呼ぶ。行列では、山鹿流の陣太鼓が用いられる。こうした義士行列は、北海道砂川市の北泉岳寺
 などでも行われている

●歴史
 1950年から開催されている。1953年冬の義士祭は、戦災で焼失したために再建された本堂の落成式も兼ねていた
 。1977年時点では、付近に100ほどの露店が並び、50,000人ほどの人が訪れていたという。1972年からは吉良祭
 も同時に開催されるようになった。

 1999年冬の義士祭においては、同年の大河ドラマ『元禄繚乱』で大石内蔵助役を演じた中村勘九郎らによるトークシ
 ョーも行われている。

 2016年冬の義士祭では、大石内蔵助らが切腹したと伝えられる熊本藩藩屋敷の跡地も公開された。この場所は、泉
 岳寺から北に数百メートルほど離れており、普段は非公開となっている。この義士祭では、津軽三味線奏者で浅野長
 矩の子孫だという浅野祥によるミニライブも行われた。

▲義士行列の歴史
 義士行列も約60年の歴史を有するが、主催者は泉岳寺や両国町連合会ではない。1977年時点の義士行列の主催
 者は、東日本橋にあった繊維問屋の日本綿毛であった。2013年時点では、財界二世学院の主催で行われている。

 行進のルートが都営地下鉄浅草線のルートとかぶるため、1992年の段階では、徒歩での泉岳寺に向かう代わりに
 浅草線が使用されていた。そのため、義士祭の日の東日本橋駅では、槍や刀を持って衣装に身をつつんだ人々が電
 車を待つ姿を目にすることもあったとい。ただし、2016年冬の義士祭では、47人の義士行列は、中央区役所前から
 泉岳寺までの約7キロの道を歩いている

●本所松坂町公園義士祭
 吉良邸の跡地の一角に造られた本所松坂町公園(東京都墨田区)で行われる赤穂四十七義士の供養祭。両国連合町
 会の主催で、昭和9年(1934)に始まったとされる。当日は多数の出店などがあり、全国から多くの観光客で賑わいを
 見せる。14日の義士祭に合わせた週末の土日には、吉良祭・元禄市と吉良神社(神社合祀により吉良邸内稲荷社)
 での戦死者供養も行われる。