10月の活動状況
平成30年(2018)

















寒露
 10月8日頃(2018年は10月8日)。および霜降までの期間。太陽黄径195度。秋分から数えて15日目ごろ。
寒露とは、晩夏から初秋にかけて野草に宿る冷たい露のこと。 秋の長雨が終わり、本格的な秋の始まりになりま
す。この頃になると五穀の収穫もたけなわで、農家では繁忙を極めます。露が冷たい空気と接し、霜に変わる直
前で、紅葉が濃くなり、燕などの夏鳥と雁などの冬鳥が交代される時期でもあります。この頃は、大気の状態が安
定して空気が澄んだ秋晴れの日が多くなります。夜には月も美しく輝いて見えます。寒露の頃になったら、空を見
上げてみてはいかがでしょう。これまでと違った、秋の清々しさと趣を感じる空に出会えるはずです。

まつり
 
長崎くんち:10月7~9日、長崎県長崎市諏訪神社。日本三大くんちのひとつ。国の重要無形民俗文化財に指
定されています。寛永11年。二人の遊女が諏訪神社神前に謡曲「小舞」を奉納したのが始まりといわれています
。その後、異国の踊りも取り入れながら、国際色豊かで豪華絢爛な祭礼へと発展しました。奉納踊りのひとつ「龍
踊(じゃおどり)は有名です。
 
灘のけんか祭り:10月14~15日、兵庫県姫路市松原八幡神社。例祭の原点ともいわれる「放生会(ほうじょう
え)」の始まりは11~12世紀ころと推察されていますが、明らかではありません。現在のような氏子たちが主体と
なって行うようになったのは明治以降です。荒々しい神事のため、天下の奇祭とか、全国の数ある「けんか祭り」の
中でも最大規模の祭りといわれ、播州地方最大の秋祭りと称されています。一の丸、二の丸、三の丸と呼ばれる3
基の神輿のぶつかり合いと、重さが2トンを超える各地域の絢爛豪華な屋台(だんじり)の練り合わせが最大の見
せ場です。
 
時代祭:10月22日、京都府京都市平安神宮。葵祭、祇園祭とともに、京都三大祭の一つ。平安遷都1100年
目を記念して、明治28年(1895)桓武(かんむ)天皇を祭神に平安神宮が造営されました。その記念祭の一環と
して行われたのが時代祭です。行列は、明治維新時代の維新勤王隊から時をさかのぼり、最後に御鳳輦を中心
とする神幸列、及び弓箭組列で構成されていて、各時代ごとに女性群像が組み込まれています。京都御所を12:
00に出発し、丸太町―烏丸通り―四条通り―河原町通り―三条通り―神宮道を経て14:30ごろ平安神宮へ還
御します。

体育に日
 10月8日平成30年(2018)※10月の第2月曜日、スポーツに親しみ、健康な心身をつちかう日。
1964年10月10日の東京オリンピック開会式を記念して、1966年に制定されました。2000年からはハッピーマ
ンデー制度の適用で10月の第2月曜日になっています。東京オリンピックの開会式が10月10日になったのは、
日本の観測史上最も晴れる確立が高かった日付だったからだそうです。

十三夜
 旧暦の9月13日、新暦では10月の中・下旬(2018年は10月21日)。十五夜を中秋の名月と呼ぶのに対し、
十三夜は「後の月(のちのつき)」「豆名月」「栗名月」ともいいます。旧暦の毎月13日の夜を「十三夜」といってい
ましたが、9月13日の夜は、十五夜についで美しい月とされ、宮中では、古くから宴を催すなど月を鑑賞する風
習がありました。十五夜は中国から伝わったものですが、十三夜は日本固有の風習で、秋の収穫祭の一つでは
ないかと考えられています。一般に十五夜に月見をしたら、必ず同じ場所で十三夜にも月見をするものともされ
ていました。これは十五夜だけ観賞するのは「片月見」といって忌まれていたからです。十五夜に比べてあまりな
じみがないかもしれませんが、日本独自の文化でもありますから、十三夜のお月見も楽しみたいものです。








街角で見かけたポスター